ネットワーク防犯カメラの問題点を紹介します。
ネットワーク防犯カメラは、画像データをインターネット経由で送信しなければならないため、大容量のデータは扱うことかできません。
そのため、一般の防犯カメラと比較して、画質(解像度)と音質はかなり低いものになります。
ただし、被写体をカメラが追従する自動追尾機能が付いている場合は、最低限の記録はすることができます。
さらに、送信画像のハッキングの問題があります。
画像情報が無線で送られる場合、カメラの映像電波を違法に傍受され、不審者に盗み見られる可能性があります。
撮影された映像情報をインターネット経由で管理者に配信する場合も、送信の途中でハッキングされ、盗み見られたり、あるいは、全く別の映像に差し替えられて管理者に送信されてしまう可能性もあります。
実際には堂々と犯行が行われていても、管理者のモニターには普段と変わらない情景が映し出されていれば、管理者は犯行に気づきません。
無線やインターネット経由で信号を送信する場合、これらの問題が起きないよう、通常信号を暗号化し、万が一ハッキングされても、内容が分からないようにしているシステムが多くあります。
ただし、暗号化しても絶対に安全というわけではありません。
ロンドンのあるセキュリティー企業の調査員がスウェーデンのあるメーカーの防犯カメラで記録されたライブ映像を差し替えることができることを発見しました。
そのメーカーの防犯カメラはウェブインターフェイスを備えた、業界向けの一般的な防犯カメラです。
この映像の差し替えは、このカメラを制御するソフトウェアの脆弱性を利用したもので、ほかの会社の防犯システムでもあり得る問題です。
しかし、こうした問題点が明らかになれば、システムに改良が加えられ、より防犯性の高いシステムに改良されていくことと思います。